暗黒工房風俗大宮

  • 投稿者 : 昼下がりの団地妻 
  • 2015年2月27日 3:34 AM

銃は持ってるか?」「ああ」「なのに、あんたはデリには内緒にしていた」風俗店長は鼻で笑った。「デリの反応が予想できたからか。電気椅子に座る役は僕に押しつけて、自分の身はしっかり守ったとデリわけだ。ま、銃をしっかり手元に置いて、ぴったりついて来いよ。もしあんたの車がハイジャックされたら、停まって助けてやる」彼は車をバックさせた。「気が向いたらだが」血。大宮 風俗にある釘付けにされた手。ひどい、あの男はゲイリーを拷問したのよ。デリは唇を開き、悲鳴をあげようとした。「起きろ」誰かが揺すっている。「起きろ、デリ」デリはぱっと目を開けた。風俗店長。風俗店長がかたわらに、運転席にいる。暗闇が風俗嬢を包んでいた。夢。みんな夢だった。大宮じゃ「夢だったのね」風俗店長が首を振る。「ゲイリー」涙がぽろぽろと頬を伝った。「死んだの?」風俗店長はうなずいた。大宮ならばデリはシートの上で身を縮め、悪夢から逃れようとした。だが、悪夢は追ってきた。血。ゲィリー。髪に触れる風俗店長の手。暗闇。「あなた、私を殴ったのね」デリはうつるな声でイッた。「ああするしかなかった」風俗店長が静かにイッた。「私には耐えられないと思ったから」「たぶん。しかし、僕にだって耐えがたい光景だった」「風俗嬢は頭蓋骨を返せと言っている。コインの裏側・交渉さえ許さなかった。あの人、先に進むしかないと言っていたわ。

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