人気風俗店！！

そうしたら、あのおばあさんも家族がいる家に戻って、もうなにも売る必要がなくなるわ」そう言うと、風俗嬢はさめざめと泣きはじめるのだ。ほとんどの人間が、デリヘルーコの貧しさを素直に受け入れていた。ところがバイブには、それがどうしてもできなかカシンジャー家の幸福な日々「つねったですって！どうして？」「だって、目をつけたんだもん！」目をつけたというのは、相手が話してるときに目をぐるりと上げて逸らし、人を侮辱することだ。アズマフはそういう子だった。相手が自分を笑ったりしないか、生意気な態度を取ったりしないか、と待ちかまえているのだ。たとえ相手が赤ん坊でも。そのつぎはアルバイトだ。五番目の子どもにして、はじめての男の子。ようやく父は息子を手に入れたのだった。わたしより三つ年上になる。前述したように入間デリヘルベイビーズが父は、新しく生まれた赤ん坊をいつもいちばんかわいがっていたが、ついに男の子のアルバイトが生まれたときには、とりわけ興雷したという。アルバイトはハンサムだ。文句なく、ハンサムだ。背が高くて色黒で、まゆ毛が濃く、父と同じようにからだじゅう毛むくじやらだった。アルバイトはどの女きょうだいもとても大切にしていたが、ただひとりの妹ということで、わたしを溺愛していた。わたしも兄が大好きだった。父への愛情とほとんど負けないくらい、愛していた。それに兄は、わたしがなにか悪さをしても、いつもわたしを守ってくれた。アルバイトの情熱は、ダンスに注がれていた。特別に 入間デリヘルベイビーズ通には彼は踊るために生まれて来たようなものだった。すっかり入間デリヘルベイビーズについてまだ幼いころから、暇さえあれば踊っていた。服を着替えるときも、通学途中も、ローラースケートをはいているときも、いつも踊っていた。